“車両価格”と“総額”の表記に隠されたモノ

こんにちは。
埼玉県で安価で良質な中古車販売
カーズヴィレッジ羽生店の中村です。


車屋をしていて、お客様からたくさんのご質問をいただくわけですが、
今日は最近多い内容を取りあげてみようと思います。
その内容はズバリ

①“車両価格”と“総額”って何？
②車両価格がすごい安い車があるけど、事故歴を隠してるの？

です。
ネットで中古車を調べてみると、よく見かける内容ですよね。
私もよく見かけます。
この２つはとっても関連が深いので、合わせて説明させていただきます。


まずは質問①からいきますね。

車に乗るためには、その車を“登録”する事が義務付けられています。
『名義変更』とも言われたりしますね。
この名義変更をする為に、必ずかかる“諸費用”というものがあります。
ここは軽く流して見ていただいても大丈夫ですよ。いくつか挙げてみます。
・自動車税
・重量税
・印紙代
・登録ナンバー代
ざっくり挙げると、このようなものです。
他にも、希望ナンバー代等がありますね。

さて、ここから本題に戻りますね。
車種によって料金は変わってきますが、
自動車の登録費用というものは、必ずかかってくるのです。
その費用と、人件費を車両価格に上乗せしたものが
総額となるわけです。
式にしてみると以下の通りです。

【総額】＝【車両価格】+【登録費用（諸費用+人件費）】

このような感じです。
遠方になればなるほど、交通費や時間がかかるわけですから、
上式の【登録費用】が高くなってしまうという仕組みです。


以上の事をふまえて、質問②の内容に入ります。

『車両価格がすごい安い車があるけど、事故歴を隠してるの？』
昔はよくありました。事故歴を隠して売っている車屋さん。
でも、もう今はほとんどゼロでしょうね。
走行距離メーターをいじって嘘の走行距離で売っている車屋さんも、
昔はいましたが今はほとんどいませんね。
この質問の場合、メーターはいじっていない場合という事で考えてください。

さて、なぜ車両価格がすごい安くすることができるのか。
そのお店がすごい安い価格で車を仕入れたから、というのは違いますよ。
もちろん、絶対とは言いませんが、
車両価格が安い車の８割は安く仕入れた車ではないはずです。

では、答えを言いますね。
『登録費用をすごい高くして販売しているから』　です。

これも、絶対に全部がそうかと言ったら違いますが、
そうなっている車が多いはずです。

その理由は、近年のネットの普及にありますね。
パソコンを開いて、検索をしてしまえば
全国の車屋さんの情報が見れるわけです。

例えば、欲しい車が年式・走行距離・グレード・色がほぼ同じで２台あったとします。
それぞれを①と②としたら、
①：１００万円
②：８０万円
という表記だとしたら、あなたはどちらに先に問い合わせの電話をしますか？

だいたいの人は、②を選ぶと思います。
問い合わせをいただけたら、あとは来店してもらって・・・という感じですね。

この場合、車両価格に表記されている価格は、私たち自動車業界の人間でも
仕入れられないほど安い価格になっている場合がほとんどです。
自動車業界では、そんな事ってありえないんです。
もちろん、２万円とか５万円とかだったらありえますよ。
もっと大きな額です。

長くなってしまうので、その仕組みはまた違う機会にお話させていただきますね。
それに、車両価格に上乗せする諸費用が高い事って、いくらでも理由付けはできるんです。
その内容は・・・ここでは公すぎて書けません。すみません。

カーズヴィレッジで商談させていただいた方は、もうご存知ですよね。




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